教採浪人の記録その2 ~危機感を煽るために~
※今回めっちゃ記事長いですが、教員採用試験や何らかの資格試験を受けようとしている方は少しは参考になるかと思いますのでよろしければご覧ください。
どうも!donです!
前回の記事では教採浪人という選択をするまでの話を書きましたが、今回は、、、
実際に教採浪人の日々をどのように過ごしていたのか
書いていきたいと思います!
教員採用試験に合格した後に、周囲のいろんな人から
「大変だったでしょう〜」
「どうやって勉強してたの??」
「どんなことに気をつけてたんですか?」
などと聞かれることが多かったので、そんな疑問を持たれている方には是非読んで欲しいです。
特に、これから教採を受けようとしてる方は参考になる部分もちょっとはあるんじゃないかと思いますので是非!!
さて、今年の4月1日より所属がなくなり、名実ともにフリーターとなったdonくん。
教採浪人生活のスタートです。
教採浪人をする人の中には、バイトをしつつ採用試験対策に特化した予備校などに通う人も多くいますが、、
私の場合、完全に独学でした
そのため、夕方から始まる個別塾のバイト(大学1年の時からずっとお世話になっているところ)へ行くまでは、基本的に自宅か近所の図書館で勉強する。
これが教採浪人開始当初の理想でした。やっぱ浪人するならこれぐらいやらないとね!
、、、しかしいざ机に向かってみると、
無理。ぜんっぜん集中力続かん。笑笑
そもそも、世界史、地理、日本史、一般教養、教職教養、、、
あれ?私が勉強しなきゃならないこと、多すぎ、、??
気づけばペンが止まっている。
そうなんです、完全に独学だったので、誰も勉強しろ!って言ってくれる人はいません。
当たり前ですが
容易にさぼれます。
どこまでも堕落していく可能性と隣り合わせです。笑
この問題にどうにか打ち勝たねばなりませんでした。
一次試験は7月。浪人開始の4月時点で残された期間はあと3ヶ月。
勉強時間が他の受験者よりもあることは確かですが、
世界史の通史がまだ入りきってない事を考えると、のんびりやってたらまた本番に間に合わない可能性があります。
堕落した生活を送らないようにするにはどうすればいいか、、、考えた挙句私は
とにかく危機感を煽る
これが大切なんじゃないかという結論に至り、
以下の4つを意識して日々を過ごすようにしました!
一つ一つ紹介していきます
1.細かく勉強にノルマを設ける
「細かく」というのは
月単位・週単位・そして毎日の単位で
それぞれにノルマを設けます。
月単位のノルマとして、
- この参考書を一冊終わらせる
- 世界史の通史を終える
- 過去問で〇〇点を取れるようにする
などの大きな目標を設定し
それらを達成するためにしなければならないことを、週単位や毎日の単位で考えます。
それぞれのノルマは100均で買った壁に掛けられるホワイトボードに書き込み、
寝る前に1日のノルマ達成度を反省し、明日のノルマ(日曜日の夜の場合は週のノルマも)を考え、書きかえてから寝てました
意外と、目標を自分で書いて、いつも見れる場所に飾っておくというところがミソだなとやっていて感じました。
頭の中で目標を思い浮かべるより、書き出した方がより「これがノルマなんだ」「何としてでも片付けるぞ」という気持ちになりやすいですし、
片付いたノルマにチェックを入れていくことで達成感も毎日味わえました。
これをやったことで、日々の生活に危機感を生み出すことに成功しました。
2.模試を積極的に受ける
えっ、教員採用試験の模試なんてあるの?という声が聞こえてきそうですが、、、
あります。
全国の教員志望の人が同じ問題を解くので、今現在の全国レベルの自分の立ち位置がわかる統一模試から
都道府県毎の出題傾向をバッチリ抑え、本番と同形式の問題に挑戦できる自治体別模試まで、わりとしっかりしてます。
教採の模試を実施している会社はいくつかありますが、私の場合は
- 東京アカデミー
http://www.tokyo-ac.jp/spn/adoption/exam.html
http://book.jiji.com/kyouin/examination/
- 協同出版社
以上3社の模試を受けました。
どの会社も教員採用試験対策の参考書や雑誌、過去問題集を発売していたりするので、教採界隈ではよく聞く名前ですね。
滑り止めで受けてた私立学校の選考や説明会とかぶる可能性があるときは、自宅受験をして郵送するという手段を使うことができたのでそうしました。
ちなみに僕は
の計4回、模試を受けました。
最初に受けた東アカの模試では本当に点数が取れずに、マジで焦りました。
しかしそのおかげで勉強にエンジンをかけることができたのは事実。
先ほど述べたホワイトボードにノルマを書く方法も、実は模試の失敗を反省して生まれたものだったりします。
その後の模試でも受けるたびにとんでもなく危機感を覚え、さあ帰ったら勉強だ、、、と思って会場を後にしたものです。
その成果が実ったのか、最後に受けた6月の時事通信社の模試では、、、
1位を取れるまでになりました!
(高校社会受けた人だけで順位出してるから分母めちゃ少ないけど!それでも1位は1位だもんね!ちなみに小中高全体だと116人中4位でした!)
後にも先にも模試で1位は取れないと思うので家宝にしようと思います笑
3.問題を解き終えたら得点率やいい点・悪い点を記録しておく
模試を受けたり、過去問や参考書の演習問題を解いたりした後も危機感を継続させるため、ある工夫をしました。
まず、こんな感じの票を作ります。
問題を解いたあとは、この票に日付、参考書や模試の名前、得点はもちろん
大問別の細かい得点率や、解いていてよくできていた部分やそうじゃなかった部分を事細かに書き残しておくのです。
これをやっておくことで、
あ!この時できなかった世界史の大航海時代の問題、今はわりとできるようになってるな!やった!
とか
やばい、、、前の模試でもできてなかった一般教養の理科の問題またできてないじゃん、、、
という感じで、自分の成長や欠点を実感するための材料が勉強をすればするほど増えていくことになります。
これは、塾のバイトで毎回書いている生徒の学習達成度や理解度、欠点を書き残しておく書類から着想を得たアイディアです。
いつも生徒に対してやっていることを自分にもやっちゃいました笑
結果的にそれが功を奏したのでよかったです。
4.友人のSNSをあえて今まで通り見る
…突然ですが私、SNS大好き人間です。笑
(リアルの私を知っている方はよくご存知だと思いますが、結構どうでもいいことでもツイッターに呟いたりとかよくありますし、なんならインスタのストーリーでも写真や動画ではなく文字を書いてつぶやきがちです。笑)
とはいえ勉強もあるし、流石にSNSを見る頻度は減らした方がいいかな〜〜と思ってインスタを見ていた金曜日の夜のことです。
友人たちが載せたストーリーを開くと、そこには、、、
華金〜〜〜〜🤗🍺
仕事終わってカラオケきた🎤
同期の歌やばすぎwwww
などの、楽しそうな投稿が目白押し、、、
そうです、自分の周囲はほとんど4月から社会人一年生。
みんな仕事頑張ってるのに自分は何やっとるんや、、、、勉強しよう、、、
という感じで、特に金曜日にスマホを見ると友人のSNSが危機感を与えてくれることに気づいてからは
あえて見る
ようにしてました。(もちろんノルマは達成しつつです)
まあ普通に友人の近況とか何も分からなくなるのは辛いですしね。
ちなみに特にツイッターを見てるとニュースのツイートが流れてきたりするわけですが、
ワイ、2パーなんや、、、、
このニュースにたどり着いた時が浪人生活の中で一番焦った気がします。笑
…というわけでまとめに入ると、
教採浪人生活では
「とにかく危機感を煽る」
ことをテーマに
- 細かく勉強にノルマを設ける
- 模試を積極的に受ける
- 問題を解き終えたら得点率やいい点・悪い点を記録しておく
- 友人のSNSをあえて今まで通り見る
以上4点に気をつけて勉強をしていくうちに、自然と勉強の習慣が確立されていき、集中力も出てきました!
とはいえ、勉強ばかりでは流石に疲れ果てますので、多少息抜きもしました。
次回のブログでは、どんな息抜きをしたのかについて書いていければと思います!
今回もめっちゃ長くなってしまいましたが、、、笑
何か参考になった点が少しでもあれば幸いです!
それではまた!