教採浪人の記録その5 〜参考書のすゝめ 専門教養編〜
お久しぶりです!!!
そして
明けましておめでとうございます。donです!
まさか教採浪人記録シリーズの最終回が年明けになってしまうとは思いませんでした。サボりすぎました。ごめんなさい。
今回は教採浪人シリーズ最終回ということで、専門教養対策(私の場合社会科)に用いた参考書の紹介をしていきたいと思います!
これまでの教採浪人シリーズにも書いてきましたが、私はとにかく専門外であった世界史ができずに大学四年時の教員採用試験で悔しい思いをしました。
教採浪人という選択肢を取った最大の理由も世界史の克服には勉強時間が必要だと思ったからでした。
とはいえ、大学を卒業しただのフリーターと成り果てた僕に世界史を教えてくれる人などいません。独学でなんとかしなきゃなりません。
………というのは、普通に考えればの話です。
結論からお話すると、僕は独学ではなく
素晴らしい先生による世界史の講義
を受けることで、教採でも足を引っ張らないどころか得点源とするくらい世界史の力を伸ばしました。
その講義数はなんと200回。
「短期間でそこまで力を伸ばすことができたなんて素晴らしい先生に教わったんですね。さぞ受講料もお高かったのでは?」
いやいや、無料です。
「教採浪人を本格的に始めたのは4月ですよね?一次試験がある7月までに200本って辛くなかったんですか?」
全く辛くありませんでした。何故ならいつでもどこでも受講できるので。
「分かりやすくてボリューミーな200回の授業。しかも、いつでもどこでも自分のペースで受講できる。極め付けには無料。そんな神授業、どこで受けることができるんですか???」
YouTubeで誰でも受けられます!!!
…ごめんなさい急にインタビュー形式になってしまいましたね笑
というわけで、僕の教採浪人生活の生命線であったと言っても過言ではない動画授業コンテンツを満を持して紹介します。
【大学入試完全網羅】高校世界史 世界史20話プロジェクト - YouTube
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Historia Mundiこと「ムンディ先生」による
世界史20話プロジェクト
です!
ムンディ先生は現役の高校教諭。僕の憧れで、今まさに目指している立場にある方の授業がYouTubeで受けられる。
凄い時代になったなあとつくづく思ったものです。
実はムンディ先生の動画には大学3年の頃に既に出会っており、先に日本史の動画授業を全て受け終えていました。
そのときからずっとファンで、教採浪人が決まった時、まずはムンディ先生の世界史の動画授業を全て受け終える事を目標としました。
動画授業に対応した専門の書き込みノートもあり、これを利用することで地図や文字の書き込みを最小限に減らすことに成功。
YouTubeならではの倍速再生機能を使えばさらなる時間短縮も可能に。
結果的に高校の世界史の通史(全ての範囲)を約2ヶ月(3月下旬〜5月中旬)で学び終えることに成功しました。
これは独学ではおそらく無理だったと思います。ムンディ先生の動画授業だからこそ可能になったことです。
また、ムンディ先生が「私の授業と相性がいい」とおっしゃっていた以下の問題集にも並行して取り組みました。
動画授業を受け終えてから3日くらい間隔をあけて取り組むことで、いい感じの忘れ具合で復習できました。
5月の中旬以降はアウトプットをより充実させるため、以下の参考書で年号の暗記にとりかかりました。
ムンディ先生の動画授業は流れ(ストーリー)を最重要視しているため、年号の記述がほとんど登場しません。
そのため、通史を学び終えた段階で世界史の出来事のヨコのつながりが不明瞭だったのもあり、このタイミングで年号暗記を始めるに至りました。
そして試験1ヵ月前の6月以降は本格的にアウトプットへ。教採の一次試験はマーク式だったので、それと似た傾向である問題集やセンター過去問を使って演習しました。(下記参照)
センター試験過去問研究 世界史B (2019年版センター赤本シリーズ)
- 作者: 教学社編集部
- 出版社/メーカー: 教学社
- 発売日: 2018/04/14
- メディア: 単行本
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山川の世界史問題集を一周し終えたタイミングでちょうど教採一次本番を迎えたと記憶しています。
センター過去問は12~3年分くらい解きましたが、最終的にはどんなに調子が悪くても8割は安定して超えられるようになりました!
以上が専門教養の中の世界史の勉強の話です。
世界史だけでかなり長々と書いてしまったので、日本史と地理に関しては参考書を列挙し簡単に紹介する程度にとどめておこうと思います。
〇日本史
センター試験過去問研究 日本史B (2019年版センター赤本シリーズ)
- 作者: 教学社編集部
- 出版社/メーカー: 教学社
- 発売日: 2018/04/07
- メディア: 単行本
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↑先述のとおり教採がマーク形式だったので、日本史もそれに則した対策をということで解きました。山川の問題集は1.5周、センター過去問については15年分以上はやったと思います。
※日本史は大学受験の際にも勉強していて元々知識はある方だったので、世界史ほど時間を割いていません。
〇地理
↑地理は高校時代得意科目で学年トップとったこともあるくらいでした。しかしさすがに細かい語句などは覚え直さないときつかったので、まずは手っ取り早く要点確認をということでこれを取り組みました。
30日完成!と書いてありますが、1ヶ月かけて取り組んていては後々の演習の時間が削がれると思ったので1日2日〜3日分位のペースで取り組み2週間そこらで一周したと記憶しています。その後もたまに思い出すのに使ってました。
↑言わずもがな、アウトプット用です。こちらも15年分くらいはやりました。
↑地理は世界史や日本史よりも覚えることが減る分、表やグラフ、地図を正しく分析し確実に正答へ持っていく力が問われてきます。故にセンター試験では6~7割取るのは比較的簡単な分、8割〜9割を超えることが難しいという意見をよく耳にします。
センター過去問を解いていて、9割を超える時もあれば7割に満たないこともあったりと非常に不安定だったので、「解答を導き出すまでの考え方に問題があるのでは」と思い、解き方のコツが分かる本を探した結果これに行き着きました。
地理のセンター試験でよく出題される45のテーマについて、図を用いた丁寧な解説がなされています。解説の次のページには例題として過去のセンター試験で実際に出題された問題が掲載されており、解説を読んだ後にすぐ理解度が測れるようになっています。
僕はこれを1日3テーマずつ取り組み、6月中に2周しました。やればやるほどセンター地理過去問の正答率が安定していったので、地理は知識を詰めることと同じくらい、解き方も大切なんだなと実感しました。
とはいえさすがに「直前30日で9割」は大袈裟なタイトルだなと思ってしまいましたが、、、笑
(このほかにも高校の頃使っていた教科書や資料集、そして専門教養の自治体別の専門教養過去問も使いましたが、紹介は割愛します!)
…以上で参考書(一部動画)の紹介を終わりにします!
ぶっちゃけ、参考書は人によって相性の良し悪しが出るものですし、僕の自治体とは違う出題傾向(マークではなく記述式)の自治体の試験を受けられる方にとっては大して参考にならないと思います。
ただ、ムンディ先生の授業は本気でオススメです。
世界史だけでなく日本史や地理の動画も投稿しているので、興味のある方は是非!
教採を受けるけど、専門科目が社会科じゃないから、、、という方も是非一度YouTubeで
「〇〇(ご自身の専門科目)動画授業」
などと検索をかけてみてください。
(僕も大学三年次にふとした出来心で検索をかけて、たまたまムンディ先生の動画授業に行き着きました)
近年は教育YouTuberを名乗る方々がたくさん活動しているので、ご自身の科目の授業動画が投稿されている…かもしれまん!
ムンディ先生以外の動画授業についてもこのブログで今後紹介できたらなーって考えてます。笑
最後にムンディ先生関連で、本を一冊を紹介して教採浪人の記録を締めくくりたいと思います。(ムンディ先生の回し者と言われてもおかしくねえなこりゃ)
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた
- 作者: 山?圭一
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2018/08/18
- メディア: 単行本
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実はムンディ先生、僕が教採の二次試験を終えた昨年の8月に初の著書を出版されました。当然即買いし、8月下旬に行われた出版記念イベントにも参加して、先生に授業のお礼を直接お伝えすることができました。
あえて年号を一切用いず、スムーズに内容が入ってくるよう洗練された構成となっており、世界史の入門書として誰が読んでもとっつきやすい内容なのではと思います。
高校生のみならず大人にも支持を得ており、アマゾンの世界史の本の売り上げランキングでは上位に入っているそうです!
僕はムンディ先生の昔からのファンなのでとても嬉しいです笑
というわけで、全5回に及んだ教採浪人の記録を締めくくりたいと思います。
教員採用試験にこれから臨もうとしている方や、世界史を勉強しようとしている受験生や社会人の方にとって少しでも参考になったのであれば嬉しい限りです!
それではまた!(いつも長くてすみません)